はじめまして。

私の天使は、予定より4ヶ月早く出産になり、生後4日、精一杯頑張りました。

まだお腹の中にいるはずだったのに、保育器に入れられ、機械に繋がれました。

今にも止まりそうな心臓は、付けたばかりの名前を呼ぶと何度も何度も動き出します。

小さな小さな500グラム台の男の子。

長い指先に綺麗すぎるほど整ったお顔をしていました。

「お腹にいる時はあんなに元気だったのに。」と、自分を責め、初対面の我が子に言った言葉は「ごめんね」でした。

私の腕の中で短い生涯を終えました。


 私はこの子に何も与えてやれなかった。

 この子の人生を奪ってしまった。

 きっと恨んでるよね、生きたかったよね。

 ごめんね、ごめんね・・・。


看取ったあの日から、ずっとそう思っていました。


数年経って、一冊の本に出会いました。

お子さんを亡くしたママたちの手記を集めた本でした。

そこに書いてあった言葉に、私は救われました。


「いっぱい頑張ったね。」


私はその言葉がずっと欲しかった。

その言葉を、私は我が子に伝えたかったんだと思いました。

お子さんを亡くされたママの事を、「天使ママ」と呼ぶんだと初めて知り、そういう方が私の他にもたくさんいる事も知りました。

同じ経験をしたからこそ、理解し合える気持ちや、掛け合える言葉があるのではないかと思います。


私のお友達の天使ちゃんママに、その本を紹介しました。

「こういう天使ちゃんママたちと繋がれたらいいよね。」

それがきっかけでした。

そういった会があっても近くにはなく、それなら作ろうか?と。

二人で名前を決めながら、お互いの天使ちゃんへの想いを話し合い、涙しながらのランチになりました。



ORANGELETTER~オレンジレター~

「可哀相だったね、ごめんね。」 じゃなく、 「頑張ったね。えらかったね。ママを選んでくれてありがとう。」 と伝えませんか?

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